AMINONIR®は、未粉砕の原料であっても最小限の時間で信頼性の高い栄養分析を提供します。簡単で迅速に分析できるため、ビジネスのパフォーマンスに非常に重要です。
AMINONIR®の特長
AMINONIR®は20年以上の実績を持ち、アミノ酸分析においてナンバーワンです。
課題
現実的かつ費用対効果の高い方法で健康かつ丈夫な家畜を飼養したいー栄養価の高い飼料はこれを保証します。原料のばらつき、価格の変動、激しい競争 - 飼料のバリューチェーン全体のステークホルダーが難しい課題に直面しています。
飼料会社、大豆加工業者、トウモロコシDDGS、菜種粕またはマスタードミール、魚粉、動物副産物等の製造業者であっても同様です。

原料品質は原産地によって異なる

購買決定には提供される品質を判断するための信頼できるデータが必要

原料品質は原産地によって異なる

原料品質はトリプシン阻害剤やグルコシノレートなどの抗栄養因子の影響を受ける

品質管理には迅速で信頼性の高い方法が必要

原料品質が非常に変動する一方で、安定した製品品質を顧客から期待される
原料や製品の栄養価に関する信頼性が高くタイムリーな情報により、プロセスを最適化し、検証可能な優れた品質に基づいて競争上の優位性を得ることができます。
エボニックのソリューション
これらの課題に対応するため、エボニックは飼料原料と配合飼料について正確で最新の栄養データを提供する包括的な分析ソリューションを開発しました。AMINONIR®は近赤外(NIR)分光法を使用してアミノ酸含量などの重要な要素を測定します。
仕組み
近赤外(NIR)分光法の原理は、目に見えない近赤外光をサンプルに照射することでサンプル中の分子を振動させます。この分子との相互作用によって光を吸収しエネルギーを消費します。液体サンプルの場合、残留光は素材を通過し、固体サンプルは光を反射します。この光が検出器で測定され、スペクトルが得られます。
スペクトル情報はさらに、例えば未知のサンプルの同定(フィンガープリンティング法)やNIR検量線の適用による栄養組成の推定に使用されます。
検量線の品質は最良の結果を得るためのカギです。
AMINONIR®の卓越性はエボニックの検量線開発の経験に基づきます。
NIRの検量線の開発では、1つの原料について多数の典型的なサンプルのスペクトルを分析標準法の対応する値と組み合わせます。最終的な検量線は、スペクトルのセットと基準値の間の相関関係を表します。その相関関係をさらに未知のサンプルのスペクトルに適用することにより、較正されたすべてのパラメータを数学的に予測することができます。
参照分析の品質は検量線の精度にとって非常に重要です。このため参照試験所は定期的に検査する必要があります。エボニックの参照試験所であるAMINOLab®は、ドイツ、中国およびシンガポールに拠点を置く3つの化学分析研究所のネットワークです。定期的に行う独立したリングテストと内部標準サンプルによって正確度と精度を監視しています。
AMINONIR®がもたらすメリット
家畜の健康
窒素排出量の削減
信頼性が高くタイムリーな栄養データ
飼料原料を選択する際の栄養価の比較
飼料の規格の最適化を全面的にサポート
変動する飼料原料の品質に関する最新の知識
地域の専門家による迅速なサポート
わずか4ステップで結果を入手
ステップ1:サンプルを採取
AMINONIR®AMINONIR®は多種多様な原料と配合飼料がスキャン可能で、栄養価に関する詳細な情報を受け取ることができます。 values.
ステップ2:サンプルをスキャン
サンプルをNIRカップに入れます。エボニックの技術ではサンプルをそのまま(未粉砕または粉砕で)分析できます。AMINONIR®はFOSSとBRUKERの近赤外分光装置を使用できます。
ステップ3:データをアップロード
アップロードはスキャンと同様に簡単です。ウェブブラウザまたはAMINONIR® Advanced(ウェブサービスインターフェース)を介してデータを転送できます。原料タイプを選択したり、複雑なデータを入力する必要はありません。

ステップ 4:レポートを取得原料や配合飼料に関する情報はすべて、1つの詳細なレポートに報告されます。
好みに合わせてAMINONIR®をカスタマイズ - アドバンスオプション
AMINONIR® Advancedを最大限に活用するために、エボニックはNIR機器と組み合わせて使用する様々なオプションツールやサービスを提供しています。分析機能はニーズや好みに応じて細かくカスタマイズできます。
エボニックは飼料原料中の脂肪酸を予測するAMINONIR®のNIR検量線を開発しました。脂肪酸は動物にとって重要な栄養素であり、脂肪の材料としてだけでなく、成長と繁殖に必要とされる重要なホルモンの合成にも使われます。
AMINONIR®にはNIRシステムをエボニックのネットワークに直接接続するためのソフトウェアプラグインが付属しています。マニュアル操作なしでシステムからシステムへのスペクトル転送、予測、結果のダウンロードをバックグラウンドで行うことができます。
AMINONIR® は一般成分値を利用して、飼料原料および配合飼料中のエネルギー値を迅速かつ確実に推定します。総エネルギー、可消化エネルギー、代謝エネルギーおよび正味エネルギーに対応しています。
AMINONIR®はエボニックの膨大なデータベースを基に、主要な飼料原料の必須および非必須アミノ酸(AA)の予測に関して深い洞察を提供します。
AMINONIR®はエボニックの膨大なデータベースを基に、主要な飼料原料の必須および非必須アミノ酸(AA)の予測に関して深い洞察を提供します。
AMINONIR® はまた、飼料原料ならびにブロイラー、採卵鶏、豚および魚の配合飼料中の一般栄養成分を分析します。項目は乾物、粗タンパク質、エーテル抽出物、灰分、粗繊維、ADF、NDF、糖、デンプンおよびリンです。
AMINONIR® Advancedは60種類以上の飼料原料および配合飼料をサポートしています
- アルファルファサイレージ
- 菓子屑
- 大麦
- 血粉
- 血漿タンパク質
- ココナッツミール
- トウモロコシ
- コーンブラン
- コーンジャーム
- コーングルテンフィード
- コーングルテンミール
- コーンホミニーフィード
- 綿実粕
- DDGS(トウモロコシベース)
- DDGS(トウモロコシ以外の穀物)
- フェザーミール
- 昆虫
- 亜麻仁油および亜麻仁油ミール
- DDGS(トウモロコシ以外の穀物)
- 魚粉
- グラスサイレージ
- グアーミール
- ルーピン
- ミートミール
- 粉乳
- アワ・キビ
- マスタードミール
- 製麺
- オーツ麦
- パーム核粕
- アルファルファミール・アルファルファ乾草、牧草・グラス乾草
- エビミール、オキアミミール、イカミール
- ピーナッツ粕
- エンドウ豆
- 家禽副産物
- 菜種粕、全脂菜種
- 米
- 米糠
- ライ麦
- ゴマ粕
- 大豆粕、全脂大豆
- 大豆皮
- 濃縮大豆タンパク
- ソルガム
- コーンサイレージ
- そら豆
- ヒマワリ粕
- トリチケール
- 小麦
- 小麦ふすま、ミドリング
- 小麦粉
- ホエイパウダー
- ホエイパウダー
- 酵母
- ブロイラー用飼料
- 採卵鶏用飼料
- 七面鳥用飼料
- アヒル用飼料
- 豚用飼料
- 牛用飼料
- 魚用飼料
- エビ用飼料
技術パートナー

FOSS DS 2500
FOSS DS 2500 F
FOSS DS3
FOSS DS3F

Bruker MPA
Bruker MPA II
Bruker Matrix I
Bruker Tango
ソフトウェアの概要
AMINONIR® プラグインはエボニックのウェブサービスインターフェースです。Foss MosaicやBruker OPUSとのスペクトルのアップロードや結果の転送など、完全に自動化されたシームレスなネットワーク統合や技術データ交換をバックグラウンドで行うことができます。
AMINONIR® Advanced 3.1を使用するとウェブブラウザ経由でスペクトルファイルを数秒でアップロードできます。処理は自動的に行われます。原料タイプを選択したり、複雑なデータを入力する必要はほとんどなく、作業者によるミスの可能性もありません。Analytical Data Advanced 3.0 は ウェブベースのツールで、PDFやExcel、CSV、XMLファイルでの結果のダウンロードや、新しいデータが利用可能になったときに自動的にファイルをメール送信する設定ができます。
AMINONIR®は以下の用途に最適です。


大豆加工業者
最適な栄養価を持つ最高の製品を得るために、大豆加工の際の加熱処理を微調整できます。トリプシン阻害剤およびレクチンを排除し、リジン、シスチン、アルギニンなどのアミノ酸を保護します。

トウモロコシDDGSの製造者
トウモロコシとトウモロコシDDGSの正確な栄養評価により、トウモロコシの配送、トウモロコシDDGSのバッチおよび時間の経過に伴う品質の変化の質的な違いについてより深い洞察が得られます。

マスタード粕・菜種粕の製造者
マスタード粕と菜種粕は、グルコシノレートやエルカ酸などの抗栄養因子の含量が大きく異なります。さらに加工は熱に弱い栄養素に大きな影響を与えます。マスタード粕と菜種粕の製造とマーケティングを最適化します。


動物性副産物の製造者
動物性副産物はアミノ酸含量が高いため貴重ですが、処理方法は多岐にわたります。そのため品質は大きく異なる可能性があります。迅速な抽出検査により製品の品質を示し、市場で差別化を図ります。